インプラントで失った歯がよみがえる!【デンなび】
骨

あなたの骨は大丈夫?

インプラントの治療はあごの骨に穴を開け、人工歯根を埋め込むため、あごの骨の量がとても重要です。骨の量が少ないとインプラントを固定できません。近年は骨移植などによって骨の量を増やす治療もできるようになり、あごの骨の量が少ない人でもインプラント治療が行えるようになってきました。

あごの骨の量が少なくなるのはどうして?

歯を失ったままの状態にしておくと、歯のない部分はあごの骨に刺激が与えられません。そのためにその部分の骨はやせてしまいます。このことを骨が吸収されるとも言います。

寝たきりでいると足の骨に刺激が与えられずに、足の骨がやせていってしまいますが、これもあごの骨が吸収されるのと同様です。骨には適度な刺激を与えることが必要なのです。

では、なぜ骨吸収(こつきゅうしゅう)と言うのでしょうか。骨は古い骨を分解して血中に放出し、新しい骨を作ることでバランスをとっています。

しかし、骨に刺激が与えられなくなることでバランスを崩し、骨が吸収されても新しい骨が作られず、やせたもろい骨になってしまうのです。

骨の量が少なくてもインプラント治療はできる!?

歯を失ったままにしていた場合や歯周病の場合などは、骨の量が少なくインプラント治療が困難です。

しかし、近年骨移植・骨造成・骨再生などの治療によってインプラント治療が可能になる場合もあります。また、骨がやせてしまう症状は早い時期なら治療が可能です。

骨移植(ボーンクラフト)

インプラント治療で行われる骨移植とは、移植する本人の歯槽骨やあごの骨をインプラントを埋め込む部位に移植します。本人の骨を移植する場合を自家骨移植とも言い、本人の骨で行えない場合には人工骨を使用します。

移植した骨は下顎の場合4〜5ヶ月、上顎の場合6〜8ヶ月で同化します。インプラント治療を行う場合は、移植した骨があごの骨としっかり同化してから治療を開始できます。インプラントをすることによって、人工の歯根があごの骨に刺激を与えるので、あごの骨が吸収されることはありません。

骨誘導再生(GBR)

骨誘導再生はインプラント1次手術と同時に行うことが可能です。あご骨の量が少ない場合は、インプラントを埋め込んでもインプラントがあごの骨から出てしまいます。

インプラントが露出している、骨の足りないところに本人の粉砕した骨(または骨補填剤)をおき、メンブレンという人工の膜で覆い、歯肉を元に戻します。8〜10ヶ月で骨が再生され、メンブレンをはずし、2次手術を行っていきます。

その他の方法

上あごの骨が足りない場合に、移植する本人の骨や骨補填剤を上顎洞底部に入れて上あごの骨の厚みを作るサイナスリフトという方法や、あごの骨の幅が足りない場合に、骨に穴を開けるのではなく骨を二つに割ってインプラントを埋め込むスプリットクレストという方法もあります。

骨が足りなくても治療できる時代です

今までは骨が足りない場合には、インプラント治療をあきらめなくてはなりませんでした。

しかし、近年は医療が進歩して条件がそろっていなくても治療できるようになってきました。難しい治療のため、専門の知識と技術が必要となり、治療を受けられる歯科は限られてきますが、一度インプラント治療を断られたことのある人も、他の専門知識のある医師のもとでならば治療できるかもしれません。

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